都会の隠者


隠者さんは料金特上の占い師です。

(占い師の料金には、低、並、高、特上、特特上があると思います。)



すごく癖があるけど、人って誰しも、うっわ〜〜〜となるほど、けっこうみんな癖がある・・・。それがふつうなのかもしれないですね。

 



せんじつ、思い立って寄ってきました。

気軽に寄れる感じの料金ではないのですが、交通費を考えると。。。

それに、会える時には会っておこうと。

体を持って時間と空間を共有できる。というのは、プライスレスなことなので。





隠者さんとは、話が通じるからすごく楽。いちいち説明しなくていいんです。





やりたいことがあり、でもそれが周りに「わかってもらえない」といったら、「どうせわかるはなしじゃないんだからさ、わかられようとしなくていいんじゃない」と。




「でもそれじゃさみしい」といったら「さみしいかなあ」と言っていました。「それでべつにさみしくないけどな、わたし」




その人は、都会の一室で隠者をしている。(ようにわたしは思う)

ばっちり高級ワンピース。部屋はきたない。




現世離れしてくのは、仕方のないことですね。





(吊るし人のカードはよく出るカード。72枚中一番不思議なカードとも言われている。=これをわかってもらうのは難しい。)

(身体の位置に愚者が出てしまっている。=現世的な執着が必要な位置に執着がない。)




隠者さんは、毒舌です。言葉使いも悪いし性格もきつい。

(ごめんなさい^^)

(これは悪口ではなく事実です)





「気に入らない客はガン無視するからね」

・・・さすがです。





「あいつらほんっとバカだからさ〜」

・・・お客様はバカ呼ばわりです♡





「でもやっていけるの。なんでだと思う?もうファンがついてるからだよ。他の客はいらないの。」





「なんでここに人が来ると思う?」




なんでだろう。





「わたし、めちゃくちゃ言うでしょう。ほんとはみんな自分がそう言いたいんだよ。なのに、言えないの。女って、乱暴な口きいたらいけないとか、そう躾けられているでしょう。それを女の私がスパッと言うから、それが聞きたくて、だからみんなここに来るの。」





金言。と思った。

aさんのセッションは録音可。

なのにミスって消えてしまった。





「きょうは久々にすっごく楽しい。嬉しい。」といってくれたのが嬉しかった。わたしだって楽しい。





これよかったよ、というタロット本を教えてもらった。





スピ業界も普通の社会と同じ。妬みも嫉みも意地悪もある。狭い世界で、人間関係ってたいへんなんだな。式神とか飛ばされてくる分、きついかもしれない。みんなそれぞれ、自分のやり方を整えていく。





いつからラクになりました?と聞いたら、

「2年くらい前かな、、、」と遠い目をしていっていた。「それまではいろいろとあったよ」と。





もっと会いたいけど、aさんに会うにはお金がかかる。つくづく値段の高さって、極めて自動的に我が身を守ると思った。





「高くしな。値段書いて置いとくだけでいいんだよ。」

と言っていた。

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

aさんとは、2008年の秋に初めて会いました。ある人の日記本に名前を伏せて占いの様子が時々書かれていて、ここ、行きたいな〜と思っていました。ここは、信用できるなと。どこかがわかってすぐ予約をして、2年待ちで連絡が来たのでした。その頃わたしは難ある介護生活の真っ只中で、ぼろぼろで、もうこの先どこに出ていくこともないと思っていました。完璧に内向きで、これで人生が終わるんだなと思ってました。いやだけど、もう、こうなってしまったらこれはこれで仕方がないなと。100%あきらめてました。

(あきらめがいいのは、わたしの特性であり利点だと思います。)

そのセッションの帰り際に、「で、どういう仕事が向いていると思う?」と聞かれ、「それがわからないから困ってるんです」とわたしは言いました。そしたらにこっと一言、「こういうしごと」と言ったのでした。

OK。じゃあやる。と思って、わたしは占い師になりました。

「そういわれて、すぐに占い師になりました。」

と、今回報告ができてよかったです。

「でしょ。なれる人ってすぐなれるんだよ。」

と、言っていました。