(1)運命の人


「わたしな、ツインソウルおるねん。しかも、男の人なんやて。」



ふむふむふむ。それで??



「もうすぐ会うって、言われてん。」



おおーーーっ盛り上がる場内。

(夜、布団で4人ほどで聞いていました。)





いつって聞いた??

「聞けへんかった。」

なんで聞かなかったの〜〜〜〜っっ

聞けばよかったのに〜〜〜〜〜〜〜っっっ




大フィーバーの場内。




そのセッションの人の腕は確かで、でもそこまではわかんないんだな〜・・・くらいに思って、話題は他に移っていきました。




そして時間は過ぎていき、もう電気を消してから、その子はぽつりと言ったのです。




「あのな、実はな、日にちも言われてん。」





え?






「◯年の、◯月◯日て。」






それは、2年ほど前の日付でした。彼女は静かに語り続けます。