「本意でなかったが、他力を選んだ。1次リーグ突破のため、究極の選択だった。」
「選手たちはそれを全うした。いかなるブーイングにも負けずに、状況をキープした。それは私のメッセージを忠実に、選手たちは、遂行してくれた。」
「決勝リーグに進む」という目的のために、後半、時間を稼ぐ戦い方をしたことに
賛否両論あるようですが、占星術の視点でみると、山羊座土星の絡む満月らしい、
とても大人の選択でした。
今回の満月図には、「目的を達成するために、心押さえつけられる体験をする。」
ことが示されています。
不動宮の軸が出来ており、それは重苦しい選択です。
アセンダントのルーラーは、戦いの星、火星で、
それは水瓶座で天底に位置しています。
火星は逆行中で、ドラゴンテイルが共にあります。
心の温度が感じられない、機械的で冷酷な感じすらあります。
ひとことで言えば、ドラゴンテイルは「邪道」
その戦い方は、(スポーツマンシップという意味では)
歓迎されるものではありません。
「アグレッシブに戦ってきた中で、あのようなプランは全くなかったです。選択を迫られた中で、選んだのは他力...だった。自分の心情としては不本意です。でも、選手に遂行させました。」
消極的な戦い方を選択した一方で、西野監督は、試合後の25分間の会見中にも、「アグレッシブに」「攻撃的に」との言葉を、繰り返し口にされていることに気が付きます。
「自分のスタイルというのが、まあ、みなさんどうお感じになられているかわかりませんが、攻撃的というか、強気というか、やはり強い選択を選手達にも選べと。」
西野監督は、牡羊座の満月生まれ。そして牡羊座1度の水星をお持ちです。率直な発言ままの、とてもアグレッシブな生まれの方です。最後まで諦めない、粘り強さのある方です。
今回のような戦い方は、本人にとって「不本意」以外のなんでもないことが、ホロスコープからみてとれます。
そして、6/28の満月図と、西野監督の出生図を重ねますと、
浮かび上がるは活動宮のグランドクロス。
しかもこれ、どちらもライツ(月と太陽)で出来ているのです。
お互いがお互いの「メンツ」をかけて「ガチ」している。の図。
満月図は、「歓迎されなくていい、目的のためにやれ」と主張し、
西野監督は「アグレッシブに、諦めずに」戦いたいと主張します。
「これは不本意です。本当に。」
・・・とまで言う、この会見のトーン、重苦しいですよね、本当に。
この会見には、占星術上、もっとも葛藤が大きい形といわれる、
グランドクロスがあらわれていて、みていて胸が苦しくなります。
(葛藤の・・・結果)
ブーイング覚悟で、
リスクを背負い、
成果を形にするために、
自分の役割を自覚し遂行する。
これは山羊座=大人のかっこよさ。
山羊座土星時代(2017年12月〜2020年3月)を生きる
ヒントが満載で、ほんとうに艶っぽいな、と思いました。
満月図で、西野監督の太陽は6ハウスに入ります。
「本意ではない」けども、社会の中で、自分が負うべき義務と責任を理解してこその、見事な大人の選択でした。
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