わたしはむかしから、
うらない って、
写真みたいだなって思っていて。
うらない論というか、スタンス。
どうとらえ、あつかって
いるのかを明示するのは、
大切なことだと思うので、
2年前のブログから転記します。
*・゜゚・*:.。..。.:*:.。. .。.:*・゜゚・*
占いのこと
2013/07/01 05:32
(現時点でできる解説として、また、自分のスタンスとして)
占いは絶対的なものではなくて、一枚の写真のようなものだと思っています。
写真は、真実だけれども、それが、すべてではない。と、いう意味で。
。。。すべてって?
その一枚の写真が、その人のすべてをあらわすか?
あらわす“ことも”あるのが、写真の、占いのふるえるところで、おもしろいところだと思います。
たとえば「夏目漱石」と聞いて、「スティーブン・ジョブス」と聞いて、
思い浮かぶのはどんな写真でしょうか?
。。。おそらく、ほとんどのみなさんが同じ画像を、頭に浮かべたのではないかと思います。
よく見る、あの写真です。
あの写真は、その人のイメージを固定しましたよね。その効果。。。
あなたの人生のすべてを、写真に撮って残せるか?
おそらくすべては撮らないし、その必要もないかと思います。
(その分量と頻度は、たぶんに個人の好みの領域です。)
しかし、残しておきたい瞬間は、誰にでもあるのではないかと思います。
占いには“ある瞬間”を、切り取り、浮かび上がらせる効果があるように思います。
出産、結婚、金婚式、その他個人の大切な瞬間を。
数千円の占いは、日常ふいに撮るスナップ写真。
その顔に、え?と思ったりにやっとしたり、こうしようかとひらめいたり。
何気ない瞬間が、写真を撮ったことにより、深く心に刻まれる経験は、みなさんお持ちなのではないかと思います。
占いはまた、わざわざ映画館に観に行った、一本の映画のようなものだと思います。
(そして主役は自分です。)
物語はどこにだって溢れていますが、わざわざ“意図して”観に行くことの、意味。
約束の時間、その場所に。
その日の気持ち、行動、香りまでもが付属して、鮮明に思い出されてはきませんか。
。。。。。。
占いは、約束された時間守られた場所で、深く裸に触れること。
とてもセクシャルなことなので、どこでもお話できるわけではありません。
ですのでどこかでお聞きいただいても、お話できかねることも多いです。
その場所まで。来ていただく必要があるのです。
また、日常、同じところに立っている“人”が“人”に対してなにかを“言う(=占う)”ということは、とてもできることではありません。
そこを間違えてしまうのは、とても危険なことだと思います。
“その時間だけ、演じる”
それが、占い師の仕事だと思っています。
精進して参ります。
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*